つづき

反抗こそしなかったけど、たしかに自分は、ろくに選択や決断もしないでここまできてしまったようだ。
親の言いなりになんかなってない、全部自分で決めてきた。そう思っていたけど、それは半分しか合ってないかもしれない。確かに親に嫌な顔をされたけど、それは向こうが提示した道に乗らなかったとか言うこと聞かなかったとかそういうことじゃない。何も言わなかったんだ。
結局社会が考える序列に従っただけ、実は先生たちが敷いたレールにまんまと乗っかっていたのかも、疑惑。