フィギュアスケートは採点競技である。
記録を競う水泳や、点を取って積み重ねる球技や、決まった技の合計で勝敗が決まる武道*1とは順位の決め方が全く違う。
体操は「傾向」があるとはいえ、技の難易度と正確さをちゃんと反映している印象がある。新体操やシンクロが近そうだが、不勉強なので何ともいえないけれど特にグレーだとは思わない。
フィギュアは「技術点」と「演技・構成点」 で成っている。この後者がかなり怪しいのだ。ある選手だけいつも異常に高かったり、逆があったりする。それが出来と大きくかけ離れているから問題だ。

こんなに主観が伴う競技は他にないと思う。ショー性が強いこともあり、スポーツ競技ということを忘れそうになる。
フィギュアに関しては数字を気にしないで観ることにしようかと思う。結果や他者評価を気にするいまの自分には難しいことだけど、自分の感動とかいいと思う気持ちをもっと大事にして、演技を観て素晴らしいと思ったら素直に拍手したい。それでいい結果が出たらなおうれしいってことで。

*1:これらにもおかしな判定はたくさんある。「中東の笛」のように。しかし取ったか取らないかという明確さは採点競技の比ではない