他力本願。

これが1つの答えだ。
もう、頼りにしてはいけない。

本当は自分でもいけないとわかっていたけど、心の奥の方で、いざとなったら、というか、うまいこと逃げていたんだろうな。
もしかしたら、ずっとここにとどまっていたのが、単に自分の都合のため、だったとしたら…?
だとしたら、それこそ、私が見ているのは虚像だ。

人の気持ちがわからない。
何が人のためになるのか全くわからない。
昔からそういう子だった。

みんなそんな性格を自然とわかっていたようで、私に相談してくる人なんて一人もいなかった。
きっと自分のことだけで必死そうな目をしていたんだろう。
今もそうだが。
逆に私は人に頼ってばかり。
気づくと自分の話ばかりしてしまう。大多数の「敵」たちに対して閉ざしている間にたまったものを一気に放出するかのように。それで何人もの人たちに迷惑をかけたし、そして親身に聞いてくれる人たちに対して私は何ひとつお返しをしていないし、それを申し訳なく思っているにもかかわらず態度に示すこともなく逆に甘えてしまう。
しっかりしろよ。
自分一人で解決する力がなければ、結局人に頼ってもだめなんだ。
最後は、自分次第なのである。

どんどん自分が見えなくなってきている。
力説できること、友達の前で熱く語れること、豊富な引き出しで喋れること、あるかい?
今の私には、それがないの。
音楽はもうやってないし、オケ人の中でも曲や作曲家を知っている方ではなかった。
文学は教えてほしいくらい。いざ何か聞かれたら何も答えられない。全部「知ってるつもり」だから。
詳しいことを知っていてそれ系の話ふってくれたら何時間でも喋れるよってことがない…
中身のない人間。
何ができる?何を持ってる?

話がずれてきた。
とにかく、本当に前に進むことを考えなくちゃいけないってことだ。